ネット副業の水先案内人、
水先なおとです。

毎度おなじみ、ボクが本業で起業した奮闘記シリーズ。
第4弾となる今回は、
起業についてきた社員(後輩)を
どう口説いたか?
についてお話します!
本業は広告制作。
ボクはコピーライターですが、
必要なのはデザイナーでした。
ちなみに
デザイナーって個性派ぞろいなんですよ。
なかには
「ボク猟師になります」
なんてヤツもいたりして(ハア?w)。
とりあえず
いってみましょうか!
キーマン1:無口で融通がきかない秘密主義者
まずは
ボクにとって起業の成否を左右する
1人目のキーマン。
仮にA君としましょうか。
無口で自分のことをあまり話したがらない
秘密主義者です。

この業界(広告)は人の出入りが激しいんですが、A君は解散した元の会社に新卒で入って以来25年間勤続の生え抜きでして。
なので長い付き合いなんですが、
年長者で先輩(社長)のボクが
なんとなく気をつかうタイプです。
よく言えばマジメ一徹でガマン強く、
けっして妥協しない。

わるく言えばクソ真面目すぎて融通がきかないw
たとえば…
A君は会社まで
3駅(地下鉄)歩くと決めていて、
台風だろうが大雪だろうが
何年間も貫き通しました。
あるとき、
その3駅分の帰り道のどこかで
住んでいる部屋のカギを落としたらしく、
なんと3往復(!)して探し回ったとか。
そのルートはボクも知ってますが、
片道30分はかかります。
残業終わった後の23時台にですよw!
で、
どうしても見つからず
ダメ元で交番に行ってみたら
親切な人が拾って届けてくれていたそう。
てか、
1往復して見つからなきゃ
そこで交番行こうよww
しかもですよ。
もう最終電車もない時間で、
そこから部屋まで歩いて帰ったらしく…
もはや驚きを通り越して呆れました。
タクシー使おうよ。
帰り着いたら午前3時過ぎで、
翌朝はカラダ中が
悲鳴をあげてたらしいですが、
一番乗りで出社してましたw
こんなA君ですが、
悪さやズルはぜったいしないオトコなので、
ボクが目論む完全リモートの新会社には
打って付けです。

だって在宅勤務ってズル賢ければサボれちゃいますから。
そして何より、
A君はオタクと呼べるほどPC関連に強い!
会社の運営はもちろん
じっさいの業務(広告デザイン)にも
Macが必須なので、
アナログなボクにとってはマストな存在です。
起業を決意してすぐ、
ボクはA君をランチに連れ出しました。
もちろん目的は新会社に誘うこと。
ちなみに密談の場所は
第1弾でも書いたコメダw
A君も社歴は長いので、
状況がヤバイのは解っていたでしょう。
なので手短に会社が限界なことを伝え、
ボクが新会社をつくったら
付いて来るかどうかを聞きました。
このご時世、
舵取りがタイヘンなのは目に見えているので
あえて厳し目の条件を提示しつつ。
A君の感触は「YES」。
ちなみに
その日は金曜だったので、
いちおうボクは
「土日ゆっくり考えて
週明けあらためて返事聞かせて」
と猶予を与えました。
なぜなら、
あとになって
「あの時は
即答しなきゃダメみたいで
断れる雰囲気じゃなかった」
とか言われたくないのでw
で、
運命の週明け。
A君の正式回答は
「YES」。

ただし条件は、次項で登場する女子社員もセットであること…
でした。
キーマン2:スイッチONで作業マシーンと化すクールビューティ女子
2人目のキーマンは
スイッチONで作業マシーンと化す
クールビューティな女子社員。
仮にBチャンとしましょう。
キーマン1のA君が
新会社に参加する
必須条件として挙げた彼女。

じつはA君に言われるまでもなく、ボク自身「Bチャンもマスト」と考えていました。
彼女は中途入社。

その前に勤めた会社がなかなかのブラックだったようで、鍛え抜かれた根性と手の速さがBチャンの武器です。
クライアントの理不尽な修正の嵐にも
表情ひとつ変えず、
不満のひとつも言わず。
複数のタスクを同時進行でこなす
切り替え能力と集中力は、
ボクも日頃から見習いたいと思っています。
A君から正式回答をもらった当日、
今度はBチャンをランチに誘い出しました。
相手が女子ということで、
コメダではなく
ちょっと小洒落たチーズ料理のお店へ。
女性を口説くには
雰囲気を大事にしなきゃネ。
ちなみにボクが
クライアントとの打ち合わせ以外で
彼女を連れ出すのはそれが初めて。
なのでBちゃん、
ちょっと怪訝そうな顔で
ボクまで緊張w
当時Bちゃんは新婚だったので、
道すがら
「なんかW不倫みたいだネ~」
なんて寒い冗談でスベったのを想い出します。
で。
店に着いて注文をすませ、
本題を切り出しました。
付き合いも長く、
会社の状況も解っているA君とは違い、
Bちゃんの反応は読めません。
「会社があ~でこ~で、
かくかくしかじか…」
いつものごとく感情を顔に出さず、
Bちゃんは黙って聞いてました。
「Bちゃんさえ良ければ
新しい会社に来ない?」
結果は
「ハイ(淡々と)」
拍子抜けしつつも
心でガッツポーズw!
デザートも奢りましたよ。
ランチから戻る道中、
「もしボクが会社つくって
誘わなかったら、
どうしてたと思う?」
と聞いてみたところ、
「たぶんクラウドソーシングとかで
仕事探すと思います」
よほど前の会社のブラックさが
トラウマらしく、
「他社に勤め直す気にはなれない」
とのことでした。

そういえば面接でBチャンを最初に見たときの印象は良くなかったんですよね。
声は小さいし、
無表情(ぶっきらぼうw)だし…
オマケに
「他にも1社受けてて結果待ちです」
とか平気で言うし(ハア?)。
じっさい不採用を決めてたんですが、
その連絡をする前に彼女から
「御社でお世話になります」
と先手を打たれちゃって。
「けっきょく他が落ちたからウチだろ、チッ」
って苦々しく思いましたが
気の弱いボクらは断れず、
「しゃ〜ないか」的に受け入れちゃったw
あとで聞いたところでは
もう1社も合格してたらしく、
それを振って彼女は
こっちを選んだんだそう。
それからかれこれ10年近く…
今ではBチャン、
我が社にとって
欠かせない戦力になっているんだから、
人の縁ってつくづく不思議。
相変わらずの作業マシーンぶりには
大いに助けられてます♪

いつもアリガトウね、Bチャン^^
キーマン3:行動も考えも予想の斜め上をいく異端児
3人目のキーマンは…
仮にC君とします。

行動も考えもつねに予想の斜め上をいく異端児で、タイトルにした「ボク猟師になります」と言い放った彼です。
一見デザイナーとは思えない
小汚い風貌。
口ベタで終始ボ〜っとした雰囲気、
会話中も次のコトバがなかなか出てこず
イライラさせられるような不思議キャラ。
それでいてセンスはバツグン、
かつてはカナダでワーホリしてたらしく
英語はペラペラだったりします。
プライベートではドラム担当のバンドマン。

グロい話なので詳細は省きますが、マンションの隣部屋に独りで住んでたお爺さんが孤独死するというなかなかレアなエピソードの持ち主。
でもそのまま
そこに住み続けるという…
ちなみにC君は
前項のBチャンを「使える」と見抜いた
唯一の人物でもあります。
社長もボクも他の先輩デザイナーも、
誰ひとりBチャンの見どころに
気づけなかった(大マヌケ!)にも
かかわらずw
つまりは
C君がいなければ
Bチャンもいなかったかも…

そんな味わい深いC君ですが、彼を誘うかどうかは迷いました。
理由の1つ目は、
3人を養えるほどの仕事量を保てるか
微妙だったから。
そして理由の2つ目は、
キーマン1のA君が
彼を良く思っていなかったから。
単に
反りが合わないというヤツですね。

でもC君のチカラをみすみす手放すのは惜しい…
悩んだ末、
ボクはC君の考えを聞いてみて、
彼が付いてくるなら多少ムリをしてでも
迎えようと決めました。
A君と反りが合わないとしても、
完全在宅のリモート体制なので
お互い顔を合わせるストレスも
ありませんしw
さて、
C君との会談は
馴染みのホルモン屋で。
それまでの2人と違い、
どっちに転んでも良しとしていたので
単刀直入に聞いてみました。
その答えが例の…
「ボク猟師になります」
宣言です。

「フリーになります」とか、「別の会社を探します」とかは予想してましたが。
さすがC君、
どっからそんな突拍子もない
発想が出てくるんだか!?
でも本人いわく、
「昔からおぼろげに興味はあった」らしく
これを機に転身をはかるとのこと。
どんなカタチであれ、
デザイナーを続けてさえくれれば
今後も協力体制を敷けるかも?
という勝手な思惑もあったんですが。

てなワケで、C君との会談は予想外の展開でしたが、これからも変わらぬ友情を誓ってお互いの門出に乾杯しましたとさ(チャンチャンww)
まとめ
今回はボクの起業奮闘記シリーズ
第4弾をおとどけしました。
いかがでしたでしょうか。
気づけば
2024年の最後を飾る投稿です。

書いていて人の縁の不思議さや複雑さ、有り難さをあらためて実感しました。
このブログのテーマである副業も
本業があればこそ。
2025年も引き続き両輪でガンバリます!
本記事は以上となります。
最後までありがとうございました!

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